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牛革こそランドセルの王道

2017.05.09 (Tue)

ランドセルを背負う2人の男の子

 近頃は人工皮革のランドセルが増えてきましたが、ランドセルと言えばやっぱり牛革のイメージが強いという方もたくさんいらっしゃるようです。見た目の高級感が好きで、子供に買ってあげるのであれば牛革のランドセルが良いと思っている方も多いのではないでしょうか。

 しかしいざ買うとなると慎重になり、本当に牛革のランドセルっていいの?人工皮革と比べて随分高いんじゃないの?と不安になる方もいらっしゃると思います。牛革のランドセルの特徴を知って、自信をもってお子様に選んであげましょう。

 

牛革のランドセルの魅力と弱点

牛革の良さは風合いと丈夫さ

 牛革のランドセルの良さは、なんといっても風合いが良く本物の手触り、感触を持っていること。人工皮革がだんだんと劣化していくのとは対照的に、使い込んでいくほど深みのある独特の味わいが出てきて、風合いが良くなっていくということが大きな魅力です。お父さん、お母さんからすると、小学生の子供にはもったいないと思ってしまうかもしれませんね!

 丈夫で耐久性が高いことも牛革の大きな特色です。鉄が貴重だった古代、兵士の鎧に牛の革が使われていました。
このことを考えると、ひどく乱暴に扱わない限り、お子様が6年使ったからといって壊れるとは思えませんよね。

 傷に強く、万が一傷がついてしまったとしても、表面にシワのあるシボ加工がなされているものであれば、傷自体も目立ちません。もともと生き物の皮膚であったため吸湿性も抜群で蒸れにくく、夏場に汗をかいてしまっても背中がベトベトになりにくいという点も嬉しいポイントです。

 

牛革の弱点は水

 牛革の弱点は、水に弱いこと。最近のランドセルの牛革は防水加工がなされているものが多いですが、雨に濡れたまま放置しておくと劣化の原因になることがあります。濡れてしまった場合には乾いた布で拭き取り、風通しの良いところで陰干ししましょう。

 また、人工皮革と比べた場合には重さも牛革の弱点であると言われ、おおよそ200~300gほど重くなる傾向にあります。最近は加工技術の進歩により、人工皮革のランドセルに近い重さの牛革のランドセルもあるようです。軽いということは生地が薄くなったと考えることもできるため、その分強度が弱くなっているという可能性も考慮しましょう。

 

牛革の素材ってどんなものがあるの?

 ランドセルには一般的に、ステアバイトという生後3~6か月で去勢した2歳以上の牡牛の皮が使わます。この牛の皮を植物由来の鞣し剤で鞣すタンニン鞣しや、クロム化合物を使うクロム鞣しなどの加工で革にします。ランドセルにはクロム鞣しの革が多く使われ、一部の高級ランドセルにはタンニン鞣しの革が使われてます。

 鞣した革はいくつかの種類の表面加工がなされます。ランドセルにはヌメ革や、スムース加工、シボ加工がなされた革が使われてます。

 ヌメ革というのはタンニンで鞣しただけの革で、牛革の風合いを最も引き出します。高い強度を持ち、使えば使うほど増していく味わいの深さは素晴らしいです。

 スムース加工は、銀面の特徴を活かすため表皮を削らずに染めた革をアニリンで加工したもの。艶感や透明感があり、つるつるとした表面感を楽しむことができます。

 シボ加工とは、表面にシワを浮き出させた加工のこと。傷に強く、万が一傷がついてしまっても目立たないため、活発なお子様向きの加工と言えます。

 

牛革のランドセルの相場は?

 牛革のランドセルは、大体5万円くらいからと考えて良いでしょう。工房系のメーカーでは4万円代から買えるところもありますが、大体6万円代から7万円代くらいが中心です。人工皮革のランドセルを中心に比較的安価なランドセルが多い量販店系ですが、最近は牛革のランドセルも増えてきています。

 工房系と比較すると逆に価格が上がり、大体7万円くらいから出ています。百貨店系では8万円くらいからです。ブランドものですと、人工皮革であっても10万円を超えるため、牛革の場合には12万円くらいからになります。

 

牛革のランドセルを扱っているメーカーは?

萬勇鞄ベーシック牛革
【画像の引用元:萬勇鞄

 工房系と言われるランドセルメーカーの多くは牛革のランドセルが中心です。代表的な工房系メーカーには萬勇鞄カバンのフジタKIDS AMIなどがあります。みなさんも聞いたことがあるメーカーかもしれませんね。工房系のメーカーは、良い素材を使用し、熟練の職人が手作りで作っているため品質がしっかりしています。価格が高く感じたとしても、コストパフォーマンスとしては優れていると言えます。

 工房系メーカーは、丈夫さにこだわっていたり、色やデザインが豊富であったりと、工房ごとに個性があります。
メーカーによっては、早期に予約が終了してしまうこともあるため、工房系メーカーで牛革のランドセルの購入を検討される方はそれぞれの特色や予約期間を把握しておきましょう。

 丈夫で高級感があり、デザインはベーシックなものが多いため飽きにくい牛革のランドセル。
末永く愛用する場合には、こういったものほど愛着が湧くものです。牛革のランドセルをきっかけにして、良いものを大切に使うという大人の楽しみをお子様に教えてあげてはいかがでしょうか?

 

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